芦屋芸術は 、たがいに共感できる世界を言葉で表現することを、めざしています。
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アーカイブ:2018年 7月
2018-7-29
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死夢
この頃深夜から未明にかけて死体になる夢を見る変色して 徐々に腐り ただれねとねとして汁状に眼 耳 鼻 口頭のさまざまな穴からうじ虫が這いずりだしあるいは 首や下腹部の皮を破ってうごめいている 内部ではずるずる這いず…
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2018-7-19
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移動
足の裏に眼がある。闇の中でも豆電球のように光り、時折まばたきする。右足と左足の裏に一個ずつある。ベッドにあおむけに寝転がってぐっすり眠っているのだが、足の眼はぽっちり開いて、部屋の壁の姿見に映った足の裏を見つめてい…
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2018-7-17
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虚空
昔、種々の物質が結合して、仮の男と仮の女が生まれた。彼等はこの束の間の現世で縁あって同じ屋根の下で暮らした。縁とは、愛の異名だった。 四十三年後の未明。仮の女は元の種々の物質に分解してこの世から絶えた。やがて仮の男…
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2018-7-12
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闇の上に
静かに流れるように光が降っていた横たわるものすべての闇の上に …
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