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このところ、ずっと、被爆者の作品を読んでいる。今まで読んだのは、「ヒロシマ」の被爆者で、被爆後、時を移さず、作品を書き上げた人々だった。すなわち、峠三吉、原民喜、大田洋子。
今回読み終えたのは、「ナガサキ」の三菱兵器工場で十四歳で被爆し、それから三十年後、「ナガサキ」の出来事を、その後の生活、友人や被爆二世の世界も含めて、時間的・空間的広がりをもって言語化された作品だった。
「祭りの場・ギヤマン ビードロ」 林京子著 講談社文芸文庫
わざわざ読書感想文の類を書く必要はない。読めば、わかる。巻末には丁寧な解説まで付いている。ただ、ボクの場合、原爆の被災という言語を絶する悲劇をあえて言語化した作品を読み続けているわけは、まったく個人的な理由からだった。いつか、その理由について、語りたいと思う。
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