アーカイブ:2019年 5月
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永井隆の「長崎の鐘」
この著作も、原爆の被爆者が書いた他の所謂「原爆文学」と同様に、片岡弥吉の序文によれば、既に一九四六年八月に脱稿していたが、占領軍司令部の発行差し止めにあう。その後、一九四九年一月、日本軍が行った「マニラの悲劇」を付録…詳細を見る -
松尾あつゆきの「原爆句抄」
この本は、「原爆句抄」として自由律俳句二百二十句、日記から「爆死証明書」、この二篇で構成され、荻原井泉水の「序にかえて」、著者の「あとがき」、被爆した家族の中で唯一生き残った著者の長姉の子、平田周の「復刊によせて」が…詳細を見る -
石田雅子の「雅子斃れず」
この著者は、一九四五年、十四歳の時、父の転勤にともなって東京から長崎に転居し、県立長崎高等女学校に転校、学徒動員で三菱兵器製作所大橋工場に勤務中、八月九日、原子爆弾に被爆した。 東京の学校に在学中で長崎に転居…詳細を見る -
阿川弘之の「魔の遺産」
一九四五年八月六日、広島に投下された原子爆弾による惨状だけではなく、この書は、それから八年後の広島をルポルタージュする著述家野口によって、原子爆弾投下直後と、その八年後、原爆症に苦しむ人々の姿を写実して、立体的に広島…詳細を見る -
ホームページを開設しました。
きのうはボクの誕生日で、長男がプレゼントにこのホームページを作ってくれました。残された人生、好きだった言語世界を奥深く探検したい、そう思っています。もちろん、従来のホームページも継続していきます。応援してください。よ…詳細を見る -
福田須磨子集「原子野に生きる」
この著者の文章を読んでいると、人間に対する、それはとりもなおさずこの自分自身に対する、もはや手のほどこしようのない絶望感、治癒不能の虚無感、あえてそうとでもいう他ない黒々とした深淵を、ボクは覚えなくもなかった。 …詳細を見る