「マリアン・コウォジェイ画集ーアウシュヴィッツからの生還ー」の八月十五日について

 きのう、私は「マリアン・コウォジェイ画集―アウシュヴィッツからの生還―」の感想文を書いたのだが、その折、発行日の八月十五日はきっと日本が第二次世界大戦に敗北した日を発行日にして、平和への希望と祈願が込められているのだ、そう結論していた。

 だが、きのうの深夜、というよりきょうの未明、誰かが耳もとで囁いていた、「八月十五日、それは聖母マリアの昇天の日。コルベ神父に感謝して」、そんな声がした。確かにそうだった。聖母マリアを篤く信仰するコルベ神父は一九四一年八月十四日に殉教したのだ。だから、そうなんだ、その日が発行日なんだ。

 さらに私はベッドに横たわったまま瞑想した、この日、八月十五日という発行日は、終戦記念日、かつ、聖母マリア昇天の日、この二重性の上にしっかり建てられたのだ。

 ベッドに横たわったまま、さらに瞑想していた、私は無宗教家のくせに、変な声ばかり聴えてくる、何故だ?

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