ことしの一月十二日に私は原稿用紙七十枚くらいの「えっちゃん祭」という作品を作りました。だが、まだちょっと不満で、もう一度書き直し、本日、八月十五日に完成しました。百枚くらいになりました。
ところで、八月十五日には思いが深く、六年前の七月十九日にワイフえっちゃんが亡くなって十日ほどして、突然私の脳が狂ったように言葉をしゃべりだし、二週間余り、八月十五日に「ふたりだけの時間」を書き上げました。すぐに小冊子にして「芦屋芸術」からえっちゃんの誕生日にあたる九月二日に出版しました。えっちゃんへの最後の誕生日プレゼントになりました。
余計なおしゃべりでした。とにかく、きょう出来上がった「えっちゃん祭」を年内には出版する「芦屋芸術」十一号に掲載します。この作品は「芦屋芸術」十号に発表した「えっちゃん幻想」の連作です。「えっちゃん幻想」が愛別離苦の言語化だとすれば、「えっちゃん祭」は愛の讃歌の言語化です。両作とも、愛が主題で、私にとって、初めての試みです。もう六年が過ぎました。
(写真は、えっちゃんが三十一歳、家族で海に遊びに出かけた折、私が撮りました。)
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