「リヴィエール172号」を読む。

 おそらく詩歴の長い方ばかりだろう、それぞれの作者が独自の境界の作品を書いていて、一気に読み通してしまった。

 「リヴィエール172号」 発行所 横田英子 2020年9月15日発行

 中でも、石村勇二の「断酒会に通い続けて」(本書24~25頁)は、自分の心の真実を正確に刻んで、所謂「詩」を超越していく言葉の可能性があるのかも知れない、つまり、虚構と別離する可能性が。おそらく同じ作者の散文「ぼちぼちクラブが移転しました」(本書26頁)に報告されているとおり、そこには精神障害者への地道な活動が底辺に流れているのであろう。

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