アーカイブ:2021年 3月
-
オーウェルの「動物農場」再読
この本はおそらく一九六〇年代の日本においてそれなりに読まれたのではないだろうか? 従来のソヴィエト系の革命思想ではなく、反スターリン系の革命思想を愛好する人々は往々にしてこの著者の「カタロニア讃歌」から入って、この本…詳細を見る -
トロツキーの「裏切られた革命」
この本の著者は、私のような自営業者は小ブルジョア個人主義者だ、そう規定している。まさにその通りだと思う。私は徹底した小ブルジョア個人主義者に間違いはない。 この本の著者は言う、 「既存事実を崇拝するも…詳細を見る -
ツェランの「迫る光」、記憶の否定の不可能性について。
私の記憶は狂っているのだろうか? というのも、私はこの本はかつて買ったことがない、そう記憶してるのだった。だが、恐ろしいことだが、数日前、本棚の片隅にこの本が立っていた。 「迫る光」 パウル・ツェラン著 飯吉…詳細を見る -
「芦屋芸術十三号」を出版します!
すべての原稿を書き終えました。以下の三篇です。 「えっちゃんへの手紙」 「灰燼抄」 「詩画集 黒夢綺語」 発行日は四月十九日です。この号に発表する「えっちゃんへの手紙」で「連作えっちゃ…詳細を見る