足首

うすらいでゆく花園。

この後頭部は、もうすっかりうすらいでゆく花園。

ぼんやり暗くなってしまった。

とうとう頭に夜が来たのか。

後頭部の花園にローソクをともすと、

火は火を招いて、

花びらへめらめら移りゆき、

大火事になった。

足首まで燃えていた。

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