「芦屋芸術十七号」の編集・校正を終わりました。今回は四人の招待客に参加してもらうのですが、さまざまなことを考える機会になりました。詳細は書きませんが。ただ、先週の土曜日の夕刻から寝込んでしまい、日曜日・月曜日はまったく飲まず食わずでベッドに横たわっていました。今まで仕事を休むことはほとんどなかった私が、どうしても処理しなければならないことを客から相談を受け、火曜日と金曜日に出社、用件を片付けました。家のベッドの中まで忍び込んでくるのが、携帯電話の利便性というものでしょう。マイナンバーカードを躍起になって推進するのも、国家が個人のベッドの中まで直接侵入する過渡期だろうと思います。やがて強力なAIがやって来ます。民衆に知られたくない情報は直ちにネットから消滅するのに違いありません。民衆の思考(嗜好)誘導もどんどん加速するのではないでしょうか。
この間考えた事・感じた事は後日何らかの形で表現したい、そう思っています。
それはさておき、「芦屋芸術十七号」の内容は以下の通りです。目次をコピペしておきます。
contents
<招待作品>
幼い子供たちへの手紙 榎本三知子 5
ベッドに横たわるといつも自分はこのまま死んでしまうんだと思う
他三篇 山中従子 31
きいろいタンク 他二篇 野間明子 39
父に捧げる二篇 スミレ 47
<短編作品> 望遠鏡の恋 他二篇 山下徹 59
<詩画集> 脳地獄 山下徹 89
編集後記 163
表紙絵・挿絵(4頁) 山下哲胤
扉絵・挿絵(2頁) 清位裕美
挿絵(162頁) 八條真由子
発行日は、七月一日です。頭痛は消えましたが、まだ微熱・目まいがしつこく残っています。編集・校正をどこかでミスしている可能性は大だ、そう思っています。余談ですが、私は三十代半ば、商売の大事な客先の代表から、「山下君は精密機械だね」、そう評価されたことがあります。商売はそれなりに成功しました。だが、いつの間にか機械も錆びついて、音立てて崩壊していく姿が脳裏に浮かんでいます。まるでカフカの「流刑地にて」だ! 思わずそう呟いていました。
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