頭の中で
雨が降り続けていた
しとしと 十年間
毎晩
胴体の皮も手足の皮もメチャクチャ破れて
ネチャネチャ崩れ始めて
お粥になって
味噌汁状態になって
顔も
思い出も
ぜんぶ豚汁になって
ねちょねちょ震え 流れ去り 部屋には汚臭だけ残し
床の上に 最後に転がった頭蓋骨も崩れ出した
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雨が降り続けていた
しとしと 十年間
毎晩
胴体の皮も手足の皮もメチャクチャ破れて
ネチャネチャ崩れ始めて
お粥になって
味噌汁状態になって
顔も
思い出も
ぜんぶ豚汁になって
ねちょねちょ震え 流れ去り 部屋には汚臭だけ残し
床の上に 最後に転がった頭蓋骨も崩れ出した
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