正座するのが遅すぎた

昨夜も

飲み歩いてしまった

歯止めが利かなくなっていた

このままでは

近いうちに 破綻すると思った

久しぶりに

畳の上に正座した

両足が痺れて来た

それでも

座り続けた

おのれに鞭を打ち続けた

おい おまえは

もう破綻しているぞ

頭の中が懸命に騒いでいた

昼が来て

もはや立ち上がれなかった

下半身は すでに死んでいた

ああ何故 もっと早く正座できなかったのだろう⁉

少し遅かった

ずるん ずるりん ずんずるりんずる

奇妙な音がした

上半身は 肩から破れて崩れ始めた

首が落ちた

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