戦いの途上で

言葉の矢が ひっきりなしに

飛んできて

蜂の巣状態

突き刺さったすべての矢を抜き続けて 毎日

引き抜いた言葉を 無言で ノートに書き写して 暮らしている

もう正直に言おう

言葉の矢だけではない

毎晩 

天井からたたきつける

さまざまな滝の矢に打たれ

全身 無数の穴から血を吹いている

線の矢

かたちの矢

音の矢 無音の音の矢 体中 無傷の傷が

これをご覧 言葉だけではなかった

深夜の無数の線 無数のかたち 無数の音の平手打ち 無数で無音の

未明の苦痛 夜明けまで ノートに書いた悲鳴をあなたに捧げて

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