きのう夕方五時ごろから県立芦屋高校時代の友達と、私を入れて三人、居酒屋で落ち合った。あす竹園ホテルで県芦23回生の同窓会がある。まあ、その前夜祭なのか。
私は十五歳、中学三年の時から詩を書き、それまで少しやっていたクラシックギターを捨ててエレキギターを弾きだした。嫌いなのは学校のお勉強。劣等生で負け惜しみを言うわけではない。あんなもの、今でも、糞くらえさ。それに、小学校五年生くらいから手品に凝って、六年生の卒業式ではかなり高等な技術が要求されるリンキングリングやファンカードプロダクションなどの手品を講堂の舞台で披露。喝采を浴びた。その映像をまだ頭の片隅に残していて。
今なら信じられないかもしれない。けれどあのころエレキギターを弾く若者は、不良少年だ、そう決めつけられてしまう時代。そのうえ、かなり本格的にバンドを組んで、私はリードギターを演奏。阪神間のあちらこちらのダンスパーティーに出演。ああ、楽しかった。結局、人生、振り返ってみれば、楽しいのが花、楽しいのが一番じゃないだろうか。どう思う?
八時ごろ別れて、二人は神戸に帰って行った。まだ、早い。いつものスナックへ、ひとりで。
帰宅したのは十一時半ごろ。けさ、六時過ぎに起床。家事や朝食、庭掃除を済ませ、カラスたちやスズメたちに朝ごはん。九時過ぎ、亀の池の掃除。
池の水は冷たかった。今年の三月、亀が冬眠から覚めて以来、一番冷たかった。今月最後の土曜日、きょうで、十一月は終わった。師走の音が聞こえる。なぜか悲しい。
*写真は、洗い場で体をきれいにした後、私の右手人差指の指先にKissする亀。もっと、愛して。ベサメムーチョ。
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