カテゴリー:文学系
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世界の詩集第十二巻「世界女流名詩集」
この詩集が「世界の詩集」全十二巻の最終巻である。女流詩人五十四人が登場する。「女に生まれて」、「恋愛と結婚」、「あこがれ・孤独・別離」、「自然ー四季おりおりの詩」、「時と永遠」、「世界の苦悩ー平和への祈り」、以上、全…詳細を見る -
世界の詩集第十一巻「世界恋愛名詩集」
この詩集は二千年以上にわたる西欧文化圏の詩人七十七名、計百二十五篇の恋愛詩のアンソロジーである。収録されている詩で最も古い詩は、ギリシアの詩人イビュコスの「春されば」で、おおよそ紀元前六百年ぐらいに成立した作品である…詳細を見る -
世界の詩集第十巻「ホイットマン詩集」
かつてボクはこの詩人の作品を一行も読んでいなかった。これと言って積極的な理由はなかったが、彼の本を手にしようとはしなかった。若い頃、所謂「ヒューマニズムの詩」や「説教臭い詩」に余り興味がなかったのだろう。 こ…詳細を見る -
世界の詩集第九巻「ヘッセ詩集」
そして すべての罪悪と すべての暗い深淵からの たった一つの 熱望 終極の憩いがみたい そして ふたたび帰ることなく 墓場にたどりつきたい という熱望(「のけ者」第三連、141…詳細を見る -
世界の詩集第八巻 「ヴェルレーヌ詩集」
この詩集も三年余り前に永眠したワイフの遺品の一冊だが、ボクは十七歳の時、「角川文庫」(昭和41年11月30日初版)で同じ訳者のものを買い、憑かれたように読み耽った記憶が、懐かしい。 世界の詩集8「ヴェルレーヌ…詳細を見る -
「トラークル詩集」再読
ボクは十八歳の時、この詩集を手にした。その時は、没落していく、言葉全体が沈んでいく、そんな印象を受けた。何処へ? わからなかった。この詩人は小舟にのって夜の流れをくだっていくのだが、行き着く先はボクにはわからなかった…詳細を見る -
世界の詩集第七巻「リルケ詩集」
この詩集もワイフの遺品である。ボクと出会う前の若き日に彼女はこの詩集を読んでいた。 世界の詩集7「リルケ詩集」 富士川英郎訳 角川書店 昭和42年10月10日初版 ボクはリルケを多少かじってはいるが、…詳細を見る -
世界の詩集第六巻「ランボー詩集」
ボクのワイフの遺品であるこの詩集は、頁がよく繰られていて、かなりくたびれている。この詩人の詩を十九歳の彼女は、何度も繰り返して読んだのだろう。 世界の詩集6「ランボー詩集」 金子光晴訳 角川書店 昭和42年7…詳細を見る -
世界の詩集第五巻「シュトルム詩集」
シュトルムの名前を初めて知ったのは、十代に読んだ立原道造の詩集「萓草に寄す」の中だった。詩集の中の一篇「はじめてのものに」を読んでいて、「エリーザベトの物語」という一語に出会った。確か巻末の注釈で、シュトルムの小説「…詳細を見る -
世界の詩集第四巻「バイロン詩集」
この詩集もボクのワイフの遺品である。五十年近い昔、彼女が十九歳で読んだ本を、この歳になって、僕が読んでいる。彼女の供養だと思っている。ケッタイな話だ、ほとんどアブノーマルか。 世界の詩集第四巻「バイロン詩集」…詳細を見る