カテゴリー:経済学・哲学系
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ハイネの「ドイツ古典哲学の本質」
最近、フォイエルバッハの本を数冊読んだので、言うまでもなく彼は宗教批判やドイツ古典哲学批判などをやっているが、よし、それならば、私はそう思ってこの本を読んだ。 「ドイツ古典哲学の本質」 ハイネ著 伊藤勉訳 岩…詳細を見る -
シェリングの「人間的自由の本質」
このところフォイエルバッハの本を読んでいて、彼が批判している哲学者のうち、私はこれを選んで読んだ。 「人間的自由の本質」 シェリング著 西谷啓治訳 岩波文庫 1980年2月20日第26刷 私にはこの本…詳細を見る -
フォイエルバッハの「唯心論と唯物論」
フォイエルバッハは、一八〇四年七月二八日にバイエルンのランズフートに生まれ、一八七二年九月一三日、ニュルンベルクの近郊レッヒェンベルクで没している。六十八歳だった。 いままで私が読んだこの著者の作品を時系列で…詳細を見る -
フォイエルバッハの「将来の哲学の根本命題」
先日、この著者の「キリスト教の本質」を読んだ。この本は宗教、特にキリスト教を論じたものだった。結論から言えば、神は人間の本質を超越的存在として人間の外部に人間が客体化したものだった。だから、神は人間の本質である、この…詳細を見る -
フォイエルバッハの「キリスト教の本質」
このところキリスト教神秘主義関連の本を読んでいるので、やはり、その対極に立っている本も読んでおくのが、事柄の公平性を求める私にとっては必然だった。 「キリスト教の本質」上 フォイエルバッハ著 昭和43年7月1…詳細を見る -
ベルグソンの「道徳と宗教の二源泉」
葉脈のように横に広がっていく読書が私は好きだ。ずっと広がっていく先は、ほとんど未知の世界であって、あちらこちらでさまざまな人たちの心の喜びや苦しみが光っている。とてもステキではないか。 「道徳と宗教の二源泉」…詳細を見る -
ミンコフスキーの「精神分裂病」
先日、スウェーデンの作家ストリンドベリが精神分裂病だということで、精神病理学による彼の症状の分析を知るためにビンスワンガーの「妄想」という本を読んだ。その折、現存在分析や現象学ばかりか、そもそも「精神分裂病」に関する…詳細を見る -
ビンスワンガーの「妄想」
著者は、一九六六年二月五日、八十五歳でこの世を去るが、その死の前年、この論文を発表している。 「妄想」 ビンスワンガー著 宮本忠雄・関忠盛共訳 みすず書房 2001年6月20日新装第一刷 この本は、言…詳細を見る -
ヤスパースの「哲学入門」
この本は一九四九年秋、著者六十六歳の時、バーゼル放送局で全十二回にわたって放送されたラジオ講演を一冊の本にしたものである。 「哲学入門」 ヤスパース著 草薙正夫訳 新潮文庫 昭和40年9月10日18刷 …詳細を見る -
ヤスパースの「ストリンドベルクとファン・ゴッホ」
このところストリンドベリの作品を少し読んでいるので、さらに一歩進んで、我が家の二階の本箱からこの本を手にして、階段を降り、いつもの指定席、ダイニングテーブルの東南端に座った。頭の右側、東窓の飾り棚には、北から南に向か…詳細を見る