カテゴリー:経済学・哲学系
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トロツキーの「文学と革命 第Ⅱ部」
先月読んだトロツキーの「文学と革命 第Ⅰ部」の第一版の序文にはこう書いてあった。少し長くなるが、今回読んだ「文学と革命 第Ⅱ部」の要約として著者自身に語ってもらおう。 「第Ⅱ部の諸論文はインテリゲンチャの、エゴ…詳細を見る -
トロツキーの「文学と革命」第Ⅰ部を読んだ。
私は不勉強な人間なので、わずかな読書量・経験量で考えているだけなのだが、所謂「トロツキスト」という奇妙なレッテルが私の若い頃、一九六〇年代から七〇年前後にかけてちょっとしたハヤリ言葉だった。というよりその頃まだ主流だ…詳細を見る -
トロツキーの「裏切られた革命」
この本の著者は、私のような自営業者は小ブルジョア個人主義者だ、そう規定している。まさにその通りだと思う。私は徹底した小ブルジョア個人主義者に間違いはない。 この本の著者は言う、 「既存事実を崇拝するも…詳細を見る -
トロツキーの「一九〇五年革命・結果と展望」
私は世界の現在の状況は不勉強で知らない。ただ、島国の日本に住んでいるため、いくら不勉強であっても、この国に住まいを構えている大多数が現在の資本主義体制の中で生活するのを望んでいるだろう。現状を維持ないし改良する政治を…詳細を見る -
トロツキーの「永続革命論」
先日、トロツキーの「スペイン革命と人民戦線」を読んでいて、スペイン共産党はスターリンが主導する第三インターナショナルの人民戦線の戦略、まずブルジョア革命を達成してから社会主義革命を目指す所謂「二段階論」を採用してスペ…詳細を見る -
トロツキーの「スペイン革命と人民戦線」
ジョージ・オーウェルは「カタロニア讃歌」の中で、スペイン内戦の際、たまたまポウム(POUM=統一マルキスト労働党)に所属する義勇軍に参加した、そう述べている。また、ポウムの指導者アンドレス・ニンはかつてトロツキーの秘…詳細を見る -
年末、「マルクス・エンゲルス全集第十九巻」を開いた。
私は歴史に明るくないけれど、現在までに消滅した国家は多々あるだろう。何故消滅したのかは、さまざまな理由があって、それぞれ個別に具体的に研究する以外にないだろうし、その個別研究の集成の中で、国家消滅の原因の一般性と特異…詳細を見る -
レーニンの「国家と革命」
近未来の物語、といってそれが今世紀のことか二十二世紀のことなのか、はたまた二十三世紀にやって来るのかわからないが、この物語の主題は「国家の死滅」だった。 まずこの本は過去の歴史を大局的にこう表現している。―従…詳細を見る -
レーニンの「帝国主義論」
第一次世界大戦の最中、一九一六年春、著者が亡命中のスイスのチューリッヒでこの本は書かれた。その当時交戦中の先進資本主義国、すなわち、イギリス、フランス、アメリカ、日本、これらの国々と交戦するドイツ、この五大国は「資本…詳細を見る -
レーニンの「なにをなすべきか?」
私がこの本を手にしたのはもうずいぶん昔、まだ十代の青年だった。おそらく私の同時代人で若い頃に革命思想に興味を持った方なら、胸に手を当てて思い出して欲しい、あなたもきっとこの書を開いたはずだった。 「なにをなす…詳細を見る