カテゴリー:読書
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詩誌「布」四一号を読む。
先田督裕さんから詩誌が送られてきた。 詩誌「布」四一号 2024年9月30日発行 五人の同人がそれぞれ一篇ずつ詩を発表、また、「ひとこと」の欄では昨年十二月に亡くなった太原千佳子の同人たちの追悼文、最…詳細を見る -
「現代詩神戸286号」を読む。
永井ますみさんからこんな詩誌が届いた。 「現代詩神戸286号」 編集/今猿人・神仙寺妙・永井ますみ 2024年9月10日発行 この詩誌は十九人の詩人の作品二十三篇、書評一篇、自己紹介一篇、そして「あと…詳細を見る -
「リヴィエール196」を読む。
永井ますみさんから送られてきた詩誌を読んだ。 「リヴィエール196」 発行所/正岡洋夫 2024年9月15日発行 十三人の詩人が十六篇の詩を発表している。また、エッセイは五人の詩人がそれぞれ一篇の作品…詳細を見る -
「アントナン・アルトー全集1」を読む。
この著者の作品はこの間、晩年の「神の裁きと訣別するため」など、そして中期の「ヘリオガバルス」を読んだ。引き続き二十代のこんな初期作品を読んでみた。 「アントナン・アルトー全集1」 現代思潮社 1977年6月3…詳細を見る -
アルトーの「ヘリオガバルス」を読む。
先日、この著者の最晩年の作品「神の裁きと訣別するため」や「ヴァン・ゴッホ」などを読んだ。このたび読んだのは、一九三四年に発表された彼の三八歳、人生の半ばの作品だった。ちなみに、彼は五十一歳でこの世を去っている。 …詳細を見る -
アントナン・アルトーの「神の裁きと訣別するため」を読む。
神は黴菌だ、罵倒した男がいる。この男は一八九六年に生まれ、一九四八年にこの世を去っている。つまり、ヨーロッパの悲劇、というより今のところ人類最大のと言っていいが、第一次世界大戦と第二次世界大戦の闇の中を通り過ぎてすべ…詳細を見る -
「バタイユ作品集」を読む。
先日この著者の作品「眼球譚(初稿)」を読んだ。またその感想文をブログに書いた。今回は同じ著者のこんな本を読んだ。 「バタイユ作品集」 G・バタイユ著 生田耕作訳 角川文庫 昭和51年8月30日三版発行 …詳細を見る -
バタイユの「眼球譚」(初稿)を読む。
誰にでも妄想している時間があるのではなかろうか。そして、それぞれの個人独自の妄想と現実の裂け目の狭い道を歩いていく、あるいは走る、時に疾駆する、立ち止まる、それがそれぞれの個人独自の人生という特異な現象の外観ではなか…詳細を見る -
アポリネールの「若きドン・ジュアンの冒険」を読む。
先日読んだ「一万一千本の鞭」に引き続き、同じ作家のこんな小説を読んだ。おそらく大方の日本で詩作している人には、こんないかがわしい作品は書けないだろう、またあまり読みたくもない。少なくとも私はそう思っているのだが。 …詳細を見る -
アポリネールの「一万一千本の鞭」を読む。
私は過日、ある詩人から私が詩に挿絵を描いて一篇の作品にしている姿勢を批判された。詩は言葉だけで成立するのだと。私は即座に反論したが、それはさておき、おそらく日本の現在の詩の書き手の多くはそういった考え方をしているので…詳細を見る