カテゴリー:山下徹の詩
-
ひとりだけのパーティー
こんなはずではなかった。なぜこんな宴会場の円テーブルの片隅に座っているのだろうか。以前会ったような顔に取り囲まれているようで、よく見れば見知らぬ人々ばかりだった。こんなはずではなかった。こんな…… 手持無沙汰…詳細を見る -
YOUは迷路だった トンちゃんだけの
最初から予感はしていた だから 闇と 赤提灯 紅と桃色のネオン これらの妖しい織物で どこまでも錯綜し混乱している小路を 彼はさまよい続けた ここだ やっと 見つけた ここに違いな…詳細を見る -
YOUの若い頃のお話です
トンちゃんになら あたしの両親のこと 話してもいい トンちゃんにだけよ あなたなら 見下げたり 笑ったりしないで じっと耳を傾けてくれる そうでしょ だから 話してあげる 父は…詳細を見る -
YOUからトンちゃんへの手紙
二匹のワンちゃん 亡くなったら あたし もうこの世に未練はないの いつ死んでもいいの トンちゃん あたしには ニンゲンの愛なんて いらない ニンゲンの 愛なんて あたしには 届かない…詳細を見る -
YOUに捧げるトンちゃんの恋歌
あなたの体は 不整脈 あなたの心は 強迫症 でも 不整脈から でも 強迫症から 愛してると 愛してると 聴こえても いいですか きっと もっと きっと トンちゃん だから もっ…詳細を見る