芦屋芸術は 、たがいに共感できる世界を言葉で表現することを、めざしています。
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「芦屋芸術」からフォト詩集「七年の後に」が出版されました!
「恋愛詩篇 えっちゃんの夏」が完成しました!
「芦屋芸術二十一号」が出来ました!
フォト詩集「親水公園にて」が出版されました!
「錯乱詩集 一日、一詩。」が澪標から出版されました!
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カテゴリー:山下徹の詩
2022-4-18
山下徹の詩
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列車と吊り橋
この物語は、列車に同席した男性から始まる。いや、それ以前からずっと物語は続いていたようだが、「それ以前」はボンヤリして私にはわからなかった。 男性にはまったく見覚えがなかった。小太りした中年のこの男性は、スー…
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2022-4-9
山下徹の詩
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工場街の路地にて
記憶に鮮明に残っているが、ここだ、そう特定できない場所がある……頭の中を流れてゆく映像を見ていて、ふと私はそんな感慨を抱いているのだった。 損害賠償をされているのでその分野の仕事をしているあなたにぜひ立ち会っ…
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2022-4-6
山下徹の詩
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消えた両足
耳もとでザラザラしたノイズが騒いで、前頭葉に張り付くような砂の映像がカチカチ固まり始めた瞬時、私はベッドに寝ころんだまま闇に浮かぶ天井を見つめていた。午前二時十六分。何故か耐えがたい寂寥感にかき乱されていた。すべては…
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2022-4-4
山下徹の詩
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無縁の人
昼過ぎ、いつものように芦屋浜の散歩から帰ってくると、我が家の庭に、おそらく私と同世代の七十代半ば前後だろうか、男と女がいた。 男は前庭の西側の隅に立って、ややうつむき加減の姿勢で、スマホのようなものを見つめて…
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2022-3-22
山下徹の詩
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やれなかった自分が
やりたいことを あるいは やらなければならなかったことを やれなかった自分が 闇を 歩いていた それは 誕生から現在までの さまざまな自分だった それを書いていた …
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2022-3-21
山下徹の詩
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午前一時三十四分
階段を下りると、薄暗いタイル張りの地下街に出た。太い円柱が林立して天井を支えている。 私は円柱の林の奥へ足を入れた。 午前一時三十四分…… 枕もとの近くに置いているスマホで時間を確認した。円柱…
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2022-3-19
山下徹の詩
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さまざまな映像の破片が砕け散った
闇が 消えるまで 記憶だけの世界で 遊んでいた そこでは 記憶の破片が さまざまに組み合わされて 昼間とは違った映像界と音響で ひしめきあっていた どす黒い物が 座…
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2022-3-15
山下徹の詩
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わからなかった
長い階段を下りていった 下は闇だった 何が存在するのか わからなかった なぜお化け屋敷のようなところへ下りてゆくのか わからなかった …
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2022-3-11
山下徹の詩
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七年の後に 序曲
意識では もう死にたいと思っているのに 無意識は 生きようとしていた *写真は、三月十一日お昼ごろ、芦屋浜から春の海を、スマホで私が撮った。 …
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2022-3-8
山下徹の詩
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七年の後に 終曲
孤独になるということは 自分のすべてと向きあうことだった 心に雲が浮かんでいた すべての過去が そのまま 浮かんでいた *写真は、三月八日の午後六時頃、夕日が沈んで暮れなずむ芦屋浜を、スマホで私…
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