芦屋芸術は 、たがいに共感できる世界を言葉で表現することを、めざしています。
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「芦屋芸術」からフォト詩集「七年の後に」が出版されました!
「恋愛詩篇 えっちゃんの夏」が完成しました!
「芦屋芸術二十三号」が出来ました!
フォト詩集「親水公園にて」が出版されました!
「錯乱詩集 一日、一詩。」が澪標から出版されました!
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カテゴリー:山下徹の詩
2022-11-30
山下徹の詩
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狂人詩篇
A 会議室は 明かりが消えていたので 頭の上から懐中電灯を照らし 順次 めくっていると 頭骨もはずれて 激論の末 灰皿が飛んでいた B 鼻を どっさり積み込んで …
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2022-11-29
山下徹の詩
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小箱ノ中ノ暗闇デ
縦5cm 横2cm 高サ3cm ソンナ小箱ノ中ノ暗闇デ 僕等ハ黄色イ棒飴ミタイニ横タワリ 毎日 蓋ヲ見アゲテイル 身悶エシテ…… ……イツモ 身悶エシテ…… ソウダ コンナ小箱ノ中ノ…
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2022-11-28
山下徹の詩
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東京
私は東京を歩いていた。東京、しかしこの言葉はあまりにも広大な地域を指示しているので、いったいどのあたりだったか、それを明らかにしなければ無責任のそしりを免れまい。確かにそうではあるが、田舎者の私には不明だ、そう言い訳…
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2022-11-27
山下徹の詩
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研究室便り
われわれは不純物を排除し、極めて純化された環境で実験を繰り返した。その結果、必ず一定の状態が再現するのを確認した。これによって、われわれはかく結論するのをもはや躊躇すまい。すなわち、この婦人患者の頸部はゴム状物質であ…
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2022-11-26
山下徹の詩
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ゆさり
五月の草原をゆくと ふくらはぎに 草がはえてくる そよそよ そよそよ ふとももにも草がはえて そよめいている やがて腰まわりから 顔のあたりまで すっかりおいしげってきた…
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2022-11-25
山下徹の詩
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長老
河のほとりに立ち 長老が 杖にて河面を打てば 水中から おおぜいの土左衛門が 這いずり出した ◆ 河原にて 長老は天幕を張り 幾千の歳月を数え …
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2022-11-24
山下徹の詩
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彼女
私は妻の病状を危ぶんでいた。 体のどこかが具合が悪い、そんな症状ではなかった。精密検査をしてもどこにも異常はなかった。ただ、日を重ねるにつれ、妻の発言がトテモ正常とは言えない、ほとんど怪奇な状態が続くのだった…
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2022-11-23
山下徹の詩
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半世紀近い昔の話
今となっては、夢か現実だったか、わからなくなってしまった。それはともかく、私が二十代後半、新橋の神谷町に住んでいた頃、ある一夜の物語である。 どこで飲んでいたのかはもう記憶にない。ずいぶん酔っぱらっていたこと…
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2022-11-22
山下徹の詩
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成就
あなたは岸辺にしゃがんで水の面を見つめていた。水紋が午後の陽射しに反射して、あなたの顔には縞模様の影が揺らいでいた。どうしていいかわからずに、わたくしは黙ってそばに立ったまま、ただ池とそれを取り囲む樹林を前にして一行…
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2022-11-21
山下徹の詩
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銀粉になって
城の夢を残したまま 宮廷住まいの鳥たちは死んでゆく わたくしのふくらはぎには あなたのくちびるのかたちがいつまでも でも 悔恨なんてしていない たったひとつの死があるだけだから 一枚…
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