芦屋芸術は 、たがいに共感できる世界を言葉で表現することを、めざしています。
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「芦屋芸術」からフォト詩集「七年の後に」が出版されました!
「恋愛詩篇 えっちゃんの夏」が完成しました!
「芦屋芸術二十三号」が出来ました!
フォト詩集「親水公園にて」が出版されました!
「錯乱詩集 一日、一詩。」が澪標から出版されました!
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カテゴリー:山下徹の詩
2022-12-11
山下徹の詩
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通夜
誰が言うともなく アア 貧しいからだ 貧しいから人並みの葬式さえやってやれないのだ 蜜柑箱を囲んだ 五六人の車座から シンミリつぶやく声が漏れている その額縁は まだ子供たちが…
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2022-12-10
山下徹の詩
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ひとりごと
海を見ながら 芦屋浜を歩いていると 六甲山の 夕陽の中から 死別した妻の声が語りかけてくる こちらで生きているものはすべて死体です でも たまには 棺桶からフラフラ …
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2022-12-9
山下徹の詩
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思い出
あの森は とても淋しかったから できるだけ早く帰りたかった だから 毛虫のようなものをいっぱい踏んでしまった 足の裏は 緑色の汁で ねちゃねちゃした 浴室で 何度も…
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2022-12-6
山下徹の詩
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菊の花びら
T君。 ここしばらくご無沙汰しておりましたけれども、その後貴君はいかがお過ごしでしょうか? 元来とても気丈で本質的に楽天家の貴君ならば高らかな哄笑さえ発してこのあさましい手紙を一読されるであろう、小生はそう信…
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2022-12-5
山下徹の詩
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そう思う時もあった
公園の片隅に 白いシクラメンが咲いていた 生きていることが とても悲しかった 悲しみの余り もう死んでもいい そう思う時もあった …
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2022-11-30
山下徹の詩
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狂人詩篇
A 会議室は 明かりが消えていたので 頭の上から懐中電灯を照らし 順次 めくっていると 頭骨もはずれて 激論の末 灰皿が飛んでいた B 鼻を どっさり積み込んで …
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2022-11-29
山下徹の詩
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小箱ノ中ノ暗闇デ
縦5cm 横2cm 高サ3cm ソンナ小箱ノ中ノ暗闇デ 僕等ハ黄色イ棒飴ミタイニ横タワリ 毎日 蓋ヲ見アゲテイル 身悶エシテ…… ……イツモ 身悶エシテ…… ソウダ コンナ小箱ノ中ノ…
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2022-11-28
山下徹の詩
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東京
私は東京を歩いていた。東京、しかしこの言葉はあまりにも広大な地域を指示しているので、いったいどのあたりだったか、それを明らかにしなければ無責任のそしりを免れまい。確かにそうではあるが、田舎者の私には不明だ、そう言い訳…
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2022-11-27
山下徹の詩
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研究室便り
われわれは不純物を排除し、極めて純化された環境で実験を繰り返した。その結果、必ず一定の状態が再現するのを確認した。これによって、われわれはかく結論するのをもはや躊躇すまい。すなわち、この婦人患者の頸部はゴム状物質であ…
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2022-11-26
山下徹の詩
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ゆさり
五月の草原をゆくと ふくらはぎに 草がはえてくる そよそよ そよそよ ふとももにも草がはえて そよめいている やがて腰まわりから 顔のあたりまで すっかりおいしげってきた…
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