カテゴリー:山下徹の詩
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七年の後に その40
きょうも 雲を見ていた もし君があの空から帰ってきて もう一度同じ屋根の下で暮らせたら ボクはこんな詩なんて 書きはしなかった *写真は、二月二十四日朝九時頃、 近所の親水公園から青…詳細を見る -
七年の後に その39
きょう お昼過ぎ 六甲山を背に 芦屋浜を歩いて 海と その上に浮かぶ 雲を見ていた 四十三年間 愛しあって 別れた *写真は、二月二十三日お昼頃、芦屋浜と海と空と、…詳細を見る -
七年の後に その38
七年前 えっちゃんは 骨と煙になった いずれ 私も 骨と煙 生きてるうちが 花だった *写真は、二月二十二日お昼前、我が家の庭に毎日遊びに来るカラス。私を見つめているとこ…詳細を見る -
七年の後に その37
えっちゃんといっしょに暮らした 四十三年間 とても楽しくてしかたなかった それ以上でも 以下でもなかった えっちゃんを喪ってから 七年間 ものすごくしんどかった それ以上でも 以下でもなか…詳細を見る -
七年の後に その36
花は ずいぶん昔から きっとたましいに寄りそってきたに違いない 私はふとそう思った *写真は、二月十六日午前七時頃、五年余り前に永眠した愛犬ジャックの骨壺を彩る花を、スマホで私が撮った。 …詳細を見る -
七年の後に その35
かつて肩をならべて歩いた小道を きょうもひとりで歩いていた 悲しみの涯に 喜びがあふれていた *写真は、二月十五日お昼頃、芦屋総合運動公園の西端の小道を、スマホで私が撮った。 …詳細を見る -
七年の後に その34
七年余り 花に助けられてきたのが わかった けさ 水替えしながら きれいなあ そうつぶやいていた *写真は、二月十三日午前七時過ぎ、台所の流し台で水替えしている花を、スマホで私…詳細を見る -
七年の後に その33
愛する人と死別した人は ともに歩いた道を 何度も歩くだろう 昼も 夕も 何度も 狂った眼と足で まぼろしが 笑みを落とす道を *写真は、二月十二日お昼頃、潮芦屋緑地…詳細を見る -
七年の後に その32
同じところから出て来て 雲になったり ボクになったり えっちゃんになったり 宇宙はトテモにぎやかだった *写真は、二月十一日お昼頃、芦屋総合運動公園の樹木に囲まれた遊歩道から雲を、スマホで…詳細を見る