カテゴリー:山下徹の詩
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七年の後に その26
きょうもお昼頃 公園で一人で立っていた えっちゃん楽しかったな そう呟いていた 時間が解決するよと友達は慰めてくれた でも 愛に関して言えば 時間は解決しなかった もう七年…詳細を見る -
七年の後に その24
冬だというのに 頭の中で また 蝉が鳴いている 二〇一四年七月十九日の夜明け 妻悦子が緩和ケア病棟で永眠して お昼頃 棺で我が家へ帰った日、 庭の木で いやに騒がしく …詳細を見る -
七年の後に その22
今年は雪が多いのか。六甲山でさえ三度目の雪を被っている。中でも、今朝見る雪がもっとも華やかな風情だった。といって、雪国からすれば、すべてあどけない少女の薄化粧に過ぎないけれど。 こんな他愛ない思いを脳裏に描い…詳細を見る