
雨が降れば ボクは傘をさします
傘をささなければ 体が濡れます
でも ときたま 事務所に傘を置き忘れたまま
帰宅することがあります
途中で雨が降ると ボクの体は濡れます
忘れる奴は バカな奴さ
ええ なんとでも言ってください
ひとりで淋しいから ときどきボクはスナックへ行きます
スナックへ行けば いろんな女性と出会います
おしゃべりしたり 笑ったり
いっしょに歌を歌ったりして 淋しい夜を忘れます
いろんな女性と食事にも行きます いっぱい贅沢して
抱きあうどころか まだキスもしてないけれど
お金はボクが払います お小遣いを差し上げることもありました
お人好しな奴は くだらん奴さ
ええ なんとでも言ってください
十年前に亡くなった Eちゃんと
四十三年間 ずっと愛しあって暮らしたから
なぜか もう一度 ボクだけの特別な女性と出会いたい
十年間 そんな夢を見ることもありました
けれど 男と女が愛しあうって
こんなにも難しいことなんだって やっと気づきました
Eちゃん ボクラのように 男と女がずっと愛しあうなんて ほとんど奇跡なんだって
いい年をして こんなことも知らなかったって どうぞ笑ってやってください
世間を知らない奴は 野暮な奴さ
ええ ええ なんとでも言ってください なんとでも
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