
左の方から棒状の光が走って来て
左頬を打った
すぐに左方を確認したが 何も見当たらなかった
あれはいったい何だったのか
懐中電灯ではなかった
なぜって 左には誰も立っていなかったから
枕元に置いてあるスマホを見たら
午前三時十三分
熟睡していると思っていたが あの棒状の光だけは 決して
夢ではなかった
彼は確信している あの光はまぼろしではない
それなら どこからやって来たのだろう
ベッドに寝転び 薄暗い天井を見つめながら
しばらく光を待っていた もう一度やって来い そんな期待を込めて
でも
午前四時が近づいた
確か あの光は 直径十センチくらいの 円筒形だったか
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