
何故か戯曲が読みたくなった。こんな作品を選んだ。
「驚異の魔術師 ほか一篇」 カルデロン・デ・ラ・バルカ著 佐竹謙一訳 平凡社 1997年4月15日初版第1刷
著者は十七世紀スペインのバロック演劇を代表する作家だった。生涯に約120篇のコメディアと約80篇の聖体神秘劇を書いたと言われている。驚くべき多作家だ。晩年にはマドリード在住司祭団の礼拝堂付筆頭司祭になっている。作家としても聖職者としても超一流だった。
この本に収録された作品は、宗教劇「驚異の魔術師」と喜劇「淑女<ドゥエンデ>」の二篇。同じ作者のまったく傾向の違う作品を組み合わせて紹介している訳者の心遣いに感心した。古い演劇だが、私はとても面白く読ませていただいた。また、訳者の懇切な訳注と解説が付帯されており、カルデロンの作品をもっと読んでみたい、私はそう思った。いずれ、読んでしまうだろう。
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