
きょうは土曜日。通常なら亀の池を掃除している。でも、このところ、寒さが厳しくなり、また、亀もご飯を食べなくなって水の中でじっとしている。
私はバケツに腐葉土を入れ、亀を池から出し、甲羅をスポンジで洗った。オヤスミ。そう呟いていた。バケツの中の腐葉土の上に彼を置いた。
思えば、今年の三月二十二日に亀は冬眠から目覚めた。庭の池の中の生活が始まった。土曜日が来ると、池の掃除の最中は一人で庭を歩き回り、掃除が終わると私といっしょに遊んで、楽しい時間を過ごした。そんな暮らしを八か月余り。三十六歳。来年の春、冬眠から覚めて私と遊ぶ時には、もちろん、三十七歳。
当たり前の話じゃないかと言われるが、私にはとても感慨深いものがあった。十一年前に亡くなったえっちゃんといっしょに遊んだ愛犬ジャックも愛猫アニーも、もういない。だからえっちゃんと深く付き合っていたのは、私以外には、亀さんだけだった。
どうだろう。この世は常に変化してやまない。無常だった。だがしかし、思い出だけは、その人の胸の中では不変ではなかったか。その人がこの世から去るまでは。そうではないだろうか。
*写真は、バケツの中の腐葉土の上でじっとしている亀。おそらく数時間後には腐葉土の中にもぐって冬眠する。願わくば、おたがい、来年の春まで。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。


-150x150.jpg)




この記事へのコメントはありません。