スミレの詩集「と、私」を読む。

 こんな詩集を読んだ。

 「と、私」 スミレ著 発行/本のおうち 2025年7月7日初版第1刷発行

 この詩集は、四章に分かれていて、「母」の章に7篇、「父」の章に4篇、「祖父」の章に8篇、「祖母」の章に2篇、合計21篇の詩作品で構成されている。

 詩集の題が「と、私」となっているが、カバーにこう書いている。「と、の隣にあなたの大切な誰かを重ねてー」。つまり、著者にとって大切な人は先に掲げた母、父、祖父、祖母、これらの人たちだった。

 詩集を読み終えて、私にはこんな感懐が浮かんできた。

 この詩集は今は故人になってしまった家族の思い出であり、レクイエムであり、そして、彼等の生前には伝えることが出来なかった一言、「ありがとう」、この言葉を一冊の詩集にして語り続けたのだった。あの時には気づかなかった、父母や祖父母の深い愛、この歳になってやっとわかった、もはや二度とめぐり会うことのない愛、そんな切ない思いを言葉にしたのだった。

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