後藤光治個人詩誌「アビラ」25号を読む。

 後藤光治さんから送っていただいた詩誌を読んだ。

 詩誌「アビラ」25号 編集発行/後藤光治 2026年3月1日発行

 全体の構成はこうなっている。

 まず巻頭に「ロラン語録」。ロマン・ロランの「内面の旅路」から「生きること、それは痛い思いをすることだ。……」以下数行が引用されている。

 そして「詩作品」六篇。次に、「ロマン・ロラン断章(二十三)」。この作品は巻頭に引用した「内面の旅路」の紹介文。そして、「詩のいずみ」。今回は野沢啓著「大岡信とことばの詩学」を論じている。最後に「鬼の洗濯板」。ここでは歌人浜田康敬の追悼文。

 今号で発表された詩作品について一言。

 著者の作風が少し変わり始めた感じがした。何んというか、まだここに発表された数篇を読んだだけだからうまく言えないが。そうだ。軽さが出てきた感じ。そう言えばいいのだろうか。では、この軽さはどこから来てるのだろう。

 的確な表現は出来ないから、ちょっと抽象的な文言になってしまうが、大宇宙と小宇宙が自己同一する世界へ足を踏み入れたような。比喩になってしまうが、昔見た夜空の星星と少年の胸に浮かんだ星星が自己同一してゆく。ひょっとしたら、少年の胸に浮かんだ星星の方が深くて、キラキラ煌めき輝き続けているような。この少年は既に人生の晩年を迎えたというのに。

 だったら、これからの展開が楽しみではないか。

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