芦屋ビーチクラブ その101

 きょうは、冬へ傾いたような朝だった。そういえば、三月に入ってここ二、三日、冷たい空気が辺りを支配している。

DSC_0040

 芦屋浜から見る六甲山もまるで冬景色。

 それでも、やはり三月になっていた。堤防沿いに雑草が新しい芽を出している。

DSC_0025

 雑草を抜きながら、十二年前に死んだワイフとこんな話をしていた。

「えっちゃん、また芦屋浜の雑草を抜いてるよ」

「ごめんね。ほったらかしてしまって」

 そうじゃないだろうか。少なくとも私の場合、もっとも大切なものは、もっとも個人的なことだった。例えば、当たり前の話だが、お金がなければこの世で生きていくのは困難だが、それが身に降りかかっている人なら、大切なのはお金の悩みだろう。

 人それぞれ。個人的な事情で大切なものも、それぞれ、だろう。

 私の場合、今、もっとも大切なのは、死んだ女だった。死んでいるのに大切だなんて、はたから見れば、ほとんど冗談に聞こえるかもしれない。

 どうだろう。その人それぞれ、もっとも大切なのは、もっとも個人的なことじゃないだろうか。

*トップの写真は、けさ、九時前、芦屋ビーチクラブ活動終了間際の芦屋浜。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る