
こんな本を読んだ。
「馬的思考」 アルフレッド・ジャリ著 伊東守男訳 サンリオ文庫 1979年4月5日発行
遅々と進まぬ読書体験だった。読了するのにかなりの日数がかかってしまった。昔買ったとき、本当に読んだのだろうか。一向に思い当たる節はなかった。
七十九篇の奇妙な短文が収録されている。ほとんど理解不能状態になってしまうことも多々あった。言うまでもなく、アナーキーな、自由奔放な、<ダダイスト>として十九世紀の終末から二十世紀の初めを駆け抜けた特異な存在者が書いた文章だから。それに加えて、その当時の風俗、特にフランスのそれを知らない私には、表現された事柄がイメージとして浮かばなかったことも一因しているのだろう。とにかく、逆説だらけの文章だった。
それにしても、何故読み切るのにこんなに時間がかかったのだろう。それでも、何故時間をかけてまで一冊の本を読み切ったのだろう。本を投げ出さないで。そこが大切なところだ。
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