最後の火

最近 また

タバコを吸い始めた

とても おいしい

二十年位前まで 

一日 五十本 吸っていた

ある日

ぷつん と火が消えた タバコの

それ以来 吸いたい気持ちは 二度と 帰らなかった

けれど であった

スナックのカウンター越しに

スタッフの タバコが好きな女から

彼に タバコが渡された 運命の夜

彼女がカウンターに入っている夜だけ

タバコを 彼女のタバコを 吸い続けた

酒と タバコと 彼女と

永遠なんてない

おそらく 燃えあがり

いつしか 燃え尽きる その夜まで

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