亀と百日紅、そして十一年目の命日。

 昨夜は二軒のスナックを回ったが、十時半には帰宅した。翌日、もちろんきょうのことだが、えっちゃんの十一年目の命日だった。

 だが、しかし、命日といっても、何か特別の法事をするわけではない。十一年間、土に還らずダイニングルームの東窓にある飾り棚に置かれた彼女の骨壺、その左右に立っている愛猫アニー、愛犬ジャックの骨壺の周辺を綺麗にする、それ以外にえっちゃんが喜びそうだと思いついた家のあちこちを片付けたり掃除をしたり。

 今年も彼女の妹たちから花が送られてきたが、そして彼女たちの記憶の片隅にまだ姉の姿がうずくまっているだろうが、やはり、えっちゃんのほとんどの心と体は私の胸の内に住んでいるのであろう。

 長い前置きではあるが、そんな思いを去来させながら、きょう、土曜日、私にとって恒例になっている亀の池の掃除をした、汗だくになって。

*写真は、百日紅の下を歩く亀。えっちゃんが育てた百日紅。鉢植えから始まり、今では門のそばに三本、我が家を彩っている。赤、白、紫、三本の百日紅が。

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