亀の速度

 昨夜は金曜日。恒例となった夜の散策。いつも回るスナック二軒。午前零時過ぎ帰宅。

 夜の旅。また変わったことがあった。二軒目のスナックのカウンター、私の右隣に座った男。四十過ぎ。これから芦屋で新しい商売を始めるとのこと。私も二十九歳から現在までやって来た商売の話をかいつまんで話してみた。十一年前に亡くなったワイフのこと、彼女と四十三年間、家事も仕事も遊びもいつもふたりでいっしょだったこと。それは私の至上の時だったこと。感動されてしまって、また、お会いしたい、固い握手をして、十一時過ぎ、彼は店を去った。新しい商売がうまくいきますように。

 おそらく彼とはふたたびこのスナックで会うだろう。私の予感だけれど。生きているって、そういうもんだろう。命のつながり。生きた鎖。

 きょう、土曜日は七時前に起きて家事をすませた後、例の如く、亀の池の掃除。特筆することは何もなかった。汗だくになってしまったが、好きな亀と遊ぶって、とても楽しい時間だった。

*写真は、我が家の門を出て路上へ向かわんとする亀。小さな爬虫類とはいえかなりの速度で、自分の楽しみではあるが、無我夢中になって、我を忘れて、一心に駆け出した。

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