カテゴリー:文学系
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「田中千雄の短歌」を読む
この歌集を手にしたのは、こんないきさつがあった。……年内には、「芦屋芸術」から岩倉律子さんの詩集を出す予定だが、その岩倉さんから、「私の義兄の遺稿集で、ぜひよんでやってください」、そんなメッセージを添えてこの本が送ら…詳細を見る -
「或る女」に、出会った。
過日、船場センタービルで用を済ませ、地下鉄御堂筋線本町駅から梅田に出た折、まだ昼前だったので、紀伊国屋へ寄り、そこで或る女に出会った。 「或る女」 有島武郎著 新潮文庫 もう去年の七夕の話になるが、或…詳細を見る -
四十年ぶりに、原民喜を読んだ。
綺麗な音楽を聴いた。悪魔的な人間たちの無制限な欲望の果て、この世に出現した「広島」という地獄的虚無を描きながら、何故これほどにまで美しい、透明な調べがボクの胸を打つのだろうか。 「夏の花・心願の国」 原民喜著…詳細を見る -
「原爆詩集」が、無性に読みたくなった……
永遠なるものを表現しようと志した詩よりも、ただ一回限りの出来事を表現しようと志した詩の方が、永遠性が内在するのかも知れない。そして、ただ一回限りの出来事において、聖なる真実が顕現するのかも知れない。 「原爆詩…詳細を見る -
「ギリシア抒情詩選」を読みました。
昔、あちらこちら興味のおもむくまま拾い読みしていた本。そんな本がまた読みたくなって、本棚を探した。 「ギリシア抒情詩選」 呉茂一訳 岩波文庫 昭和45年9月30日第5刷 この詩選は、だいたい紀元前七世…詳細を見る -
シャーデヴァルトの「星のギリシア神話」
おそらく今から四千年前か、あるいは三千年前か、無学なボクには判然しないが、人々は農耕や狩猟によって生活していただろう。いつのことかもう定かではないが、人は共同して生活し、たがいに助けあいながら労働によってそれぞれの人…詳細を見る -
やっと、「ギリシア喜劇全集」第一巻を読みました!
近頃、ボクは読もうと思って本棚の片隅に立てたまま、長い間居眠りしていた本を、読み始めた。長い間、そう、彼の睡眠時間はもう半世紀近くなっている。 ギリシア喜劇全集第一巻 訳者代表高津春繁 人文書院 昭和47年8…詳細を見る -
きょうも、志賀直哉の短編を読みました。
不易流行という有名な言葉があるが、確かに人間の姿・形も歳月と共に変化していくが、十年ぶりに会った友達でも、「やあ、お元気?」、そんな挨拶が出来るのも、からだにも不易なるものがあるのだろう。それをボクラは「面影が残って…詳細を見る -
また、志賀直哉の短編を読んでしまった!
ひょっとしてボクはAに洗脳されたのだろうか。夜の街の電光の中から、「志賀直哉の短編が好き」、彼女のそんな声がして、また、ボクは、しょうこりもなく、こんな本の扉をたたいた。 「小僧の神様・城の崎にて」 志賀直哉…詳細を見る




