カテゴリー:文学系
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そして、志賀直哉の短編を読んだ。
「志賀直哉はどう?」「『暗夜行路』や『和解』などは読んだけれど……」「わたしは、志賀直哉の短編が好き」 もともとボクは所謂「白樺派」の作家は読まなかった。おそらく肌に合わないだろう、そんなふうにずっと思っていた。「暗夜…詳細を見る -
初めて、有島武郎を読む。
「わたし、有島武郎が、好きなの……」 賑やかな夜の街をならんで歩いている時、不意にはしゃいで、Aは有島武郎の作品「或る女」についてまくしたてた。「ボクは、何故か、今まで一度も読んでいないけれど……」 「小さき者…詳細を見る -
偶然、シェンキェーヴィチの「クオ・ワディス」を読む。
「今、ショーロホフの『静かなドン』を読んでいます。昔、えっちゃんが読んでいた本だが、彼女を偲んで」「おもしろい?」「まだ、読みかけたとこだから……」「シェンキェヴィチの『クォ・ヴァディス』って、おもしろいよ。ネロ時代の…詳細を見る -
「吉田一穂全集」第三巻を読む
第三巻は、この詩人の童話作品が収録されている。第一巻から読み始め、この第三巻に至って、彼のすべての作品を読み終えたことになる。 「定本吉田一穂全集」第三巻 昭和58年1月20日発行 小澤書店 もう少し…詳細を見る -
「逸見猶吉詩集」再読
この詩人の故郷、谷中村は水没した。 周知のとおり、足尾銅山鉱毒事件に対して田中正造が中心となって村民と共に公害運動を闘っていたが、鉱毒を沈殿させるという名目で政府が谷中村に遊水地を作る案が出たため、一九〇四年七月三〇…詳細を見る -
「吉田一穂全集」第二巻を読む
この本は、四篇に分けて構成されている。すなわち、「試論篇」、「随想篇」、「雑纂」、「草稿」。 定本「吉田一穂全集」第二巻 昭和57年12月20日発行 小澤書店 もう少し詳細に紹介すれば、「試論篇」は、…詳細を見る -
ショーロホフの「静かなドン」を読む
「これって、とんちゃん向きじゃないと思う」 もう四十年余り昔のこと、三十歳になったばかりのえっちゃん、これはボクのワイフの通称だが、ボクのような人間、つまり「とんちゃん」はこの本なんて読まなくっていい、そう言い切って、…詳細を見る -
「吉田一穂全集」第一巻を読む
ボクは、この本を三十三歳の時に手にした。おそらくボクの十代から三十代半ばくらいまで、芥川賞や直木賞を競い合う小説世界の喧騒から遠く離れて、ひっそりこんな本を開くのが、芸術作品の近くに住んでいる、そんなふうに感じていた…詳細を見る -
世界の詩集第十二巻「世界女流名詩集」
この詩集が「世界の詩集」全十二巻の最終巻である。女流詩人五十四人が登場する。「女に生まれて」、「恋愛と結婚」、「あこがれ・孤独・別離」、「自然ー四季おりおりの詩」、「時と永遠」、「世界の苦悩ー平和への祈り」、以上、全…詳細を見る -
世界の詩集第十一巻「世界恋愛名詩集」
この詩集は二千年以上にわたる西欧文化圏の詩人七十七名、計百二十五篇の恋愛詩のアンソロジーである。収録されている詩で最も古い詩は、ギリシアの詩人イビュコスの「春されば」で、おおよそ紀元前六百年ぐらいに成立した作品である…詳細を見る




