カテゴリー:読書
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後藤光治個人詩誌「アビラ4号」を読む。
この詩誌は、同じ作家が五つの世界を表現した特異な言語集だった。まず第一の世界は、自作の詩を六篇発表し、次にロマン・ロランのガンジー論を解説し、その流れの中で敬愛する清水茂を紹介して、「詩のいずみ」のコーナーでは第二次…詳細を見る -
コロレンコの「マカールの夢」
この作品は一八八五年「ロシア思想」に発表されたもので、極地ヤクウトの密林の中に住む貧農の夢を描いている。実際、作者自身が政治犯としてシベリアに追放されて働きながらその地で生き抜いているので、雪に覆われたスサマジイ自然…詳細を見る -
ガルシンの「赤い花」
その昔、岩波文庫で読んだ記憶があり、家捜しした結果、度重なる引っ越しでどこかでサヨナラしてしまったのか、岩波文庫は行方不明だった。家捜ししたというのも、この度アルツィバーシェフの「サーニン」を読むためにネットで買った…詳細を見る -
アルツィバーシェフの「サーニン」
トロツキーは「文学と革命 第Ⅱ部」(内村剛介訳、現代思潮社)の中でわざわざ「死とエロス」という節を設け、アルツィバーシェフ主義や、同じことだがサーニン主義を批判している。この節は一九〇八年五月六日に発表されているので…詳細を見る -
「現代詩神戸」273号を読む。
永井ますみさんから詩誌が送られてきた。裏表紙を見ると1956年1月8日創刊となっている。長い歳月を生きた詩誌だった。 「現代詩神戸」273号 編集 三宅武・永井ますみ・田中信爾 2021年6月10日発行 …詳細を見る -
トロツキーの「文学と革命 第Ⅱ部」
先月読んだトロツキーの「文学と革命 第Ⅰ部」の第一版の序文にはこう書いてあった。少し長くなるが、今回読んだ「文学と革命 第Ⅱ部」の要約として著者自身に語ってもらおう。 「第Ⅱ部の諸論文はインテリゲンチャの、エゴ…詳細を見る -
「リヴィエール」176号を読む。
永井ますみさんから詩誌が送られてきた。今回は十六人の詩人の作品十九篇が掲載されていて、エッセイが六篇、そして、「代表交代の挨拶」があった。 「リヴィエール」176号 発行者 正岡洋夫 2021年5月15日発行…詳細を見る -
後藤光治 個人詩誌「アビラ」6号
充実した個人詩誌が送られてきた。言うまでもなく、詩も評論もすべて詩誌の編集発行者が一人で書いたものであるが、私の眼で読めば、ある一つの中心軸の回りを回転する作品群だった。 個人詩誌「アビラ」6号 編集発行 後…詳細を見る -
マヤコフスキーの「ズボンをはいた雲」
もう五十年くらい昔の話、二十歳前後だったか、私はマヤコフスキー選集全三巻を持っていて、三歳年上の友人に貸してしまった。まあ、「貸す」というのは「やる」という言葉と同義だと承知はしているが、あれから五十年、マヤコフスキ…詳細を見る -
ワシレフスカヤの「虹」
数日前に読んだ「決定版ロシア文学全集第28巻」にこんな作品が収録されていた。 「虹」 ワシレフスカヤ著 原卓也訳 日本ブック・クラブ 1972年10月5日六版 この作品は、第二次世界大戦でドイツ軍に侵…詳細を見る










