カテゴリー:読書
-
ノーマン・メイラーの「鹿の園」
この本の奥付を見ると、昭和四十四年四月二十五日発行となっている。初版本である。付帯された月報は(1)となっているので、全八巻の全集の第一回配本、そう推定出来る。ボクのワイフは二十一歳。噂によると、社会主義者であり、マ…詳細を見る -
久しぶりに、「サルトル」を読む。
おおよそ五十年前後昔の話である。ボクが十代だった頃、カミュやサルトルに代表される、所謂「実存主義」がもてはやされた。しかし「実存主義」って、今ではもう限りなく死語に近づいているのだろうか。あの当時、カミュの小説「異邦…詳細を見る -
モームの「人間の絆」
若い頃に買ってそのまま本棚に眠り続けている本を、この頃思い出したように読み始めている。わざわざお金まで出して買ったということは、多かれ少なかれ読もうと欲望したわけで、食べたいと思って買った食材が冷蔵庫の片隅でじっとし…詳細を見る -
年末、モーパッサンを読む
その昔、二十歳の頃、フローベールの「ボヴァリー夫人」を読んで、おもしろくないと思った記憶が残っている、ただ教養のために最後まで我慢して。もともと性急でこらえ性のないボクは、長編よりも、むしろ彼の後期の作品「三つの物語…詳細を見る -
北村順子の短篇集「晩夏に」
一気に読んでしまった。一言でいって、常に前進する時計の時間ではない、収録された九篇の作品を読みすすむにつれて、生きている時間が流れてきた、登場人物たちの現在と過去の落差、その切り口に無音の血が零れている、そんな生きて…詳細を見る




