カテゴリー:山下徹のブログ
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カール・マルクスの「フランス語版資本論」を読む。
思えば、私は二十三歳の時、「資本論全三巻」を必死で、正に文字通り必死になって、頭のデキが悪いクセにそれこそガマンにガマンを重ねてついに読了したのだった。厖大な本なので、より深く理解しようと宇野弘蔵の諸著作を前後して学…詳細を見る -
八原博通の「沖縄決戦」
厖大な悪夢を見ていた。そしてそれは悪夢ではなく、現実だった。より正確に表現するならば、現実が悪夢を超えて押し寄せてきた。 「沖縄決戦 高級参謀の手記」 八原博通著 中公文庫 2015年6月25日再版発行 …詳細を見る -
松岡祥男の「吉本隆明さんの笑顔」
この記録は、吉本隆明が書いた文章の熱心な一読者が、いつの間にか、読者でありながら、読者を超えて、吉本隆明を中心に据えたさまざまな交流や、あるいは、批判、反批判が入り乱れ、それらすべてがひとつになって一輪の花が咲くよう…詳細を見る -
松岡祥男の「ニャンニャン裏通り」
やっかいな本に手を出してしまった。何故やっかいかと言えば、著者が余りに博覧強記のため、この本に登場するさまざまな人々について私はほとんど無知であるばかりでなく、この社会や文化に対する著者の食いつき方の主体的な深さに、…詳細を見る -
「座」67号を読む。
この詩誌を読んでいて、まず気づくのは、登場する七人の詩人みんなに共通する言葉への姿勢、何の気負いもなく自然体でペンを進めていることだ。といって、自然体と言っても、さまざまな工夫をこらしているのは言うまでもないが。おそ…詳細を見る -
「オリオン」36号を読む。
昔、ちょっとお付き合いした、といっても大昔だった。私がまだ三十代だった頃に同じ詩のグループとして付き合った人たちが運営している詩誌なので、拝見した。これが縁というものか、楽しいひとときを過ごした。 「オリオン…詳細を見る -
東川絹子詩集「ぼくの楽園」を読む
まず、この本の表紙をじっと見ていただきたい。宇宙全体を一枚の白紙に表現せんとした抽象画だ、誰の脳裏にもそんな認識が浮かぶだろう。この表紙絵の作者は東川楓となっている。私は直接著者から私信をいただいているが、そして、バ…詳細を見る -
山中従子の「やわらかい帽子」
一口に「夢」といっても、いろいろ、ある。この本に束ねられた言葉の世界は、確かに、第一部の散文でガッチリ固められた詩群も、第二部の行替えで柔らかく構成された詩群も、言うまでもなく「夢」を言語によって「ポエジー」へと転換…詳細を見る -
「芦屋芸術十一号」を出版しました!
「芦屋芸術十号」を出してまだ三ヶ月くらいしかたっていませんが、「芦屋芸術十一号」を出版しました。やはり私だけの作品で構成しました。十号よりも字数がはるかに多く、しばらくこの状態で行けるところまで行ってみよう、ちょっと…詳細を見る -
「高村光太郎詩集」再読
今にして思えば、敗戦後の荒廃した世に生を受けた私たち所謂「団塊の世代」は、小学校から一クラス五十人前後の教室で学友と競い合い、少しでも他人を押しのけて自分がいい位置に納まらんとして懸命に努力する、しかし、その戦に脱落…詳細を見る










