カテゴリー:読書
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さとう三千魚の「山崎方代に捧げる歌」
不思議な構成を採用した詩集だった。歌人山崎方代の三十一首の短歌に著者がそれぞれ一篇の返歌ならぬ返詩を付けて、合計三十一篇の返詩で言葉の奥行きを深め、その舞台を拡げ、おりふしの出来事から身近な人の死までを表現した。 …詳細を見る -
「リヴィエール173号」を読んだ。
十八人の詩人たちがそれぞれの思いを込めて、言葉でかたちにしていた。 「リヴィエール173号」 発行所 横田英子 2020年11月15日発行 まず巻頭に現れた川本多紀夫の「疫癘(えきれい)の矢」は、アポ…詳細を見る -
レーニンの「帝国主義論」
第一次世界大戦の最中、一九一六年春、著者が亡命中のスイスのチューリッヒでこの本は書かれた。その当時交戦中の先進資本主義国、すなわち、イギリス、フランス、アメリカ、日本、これらの国々と交戦するドイツ、この五大国は「資本…詳細を見る -
今村欣史の「完本コーヒーカップの耳」
確かに文章はいったいどこから出てくるのかわからない。頭から出てくる、そう言ってしまえばそうに違いないのだけれど、この本の文章は阪神沿線西宮駅近辺のとある喫茶店から出てきた。 「完本コーヒーカップの耳」 今村欣…詳細を見る -
「W・Sひょうご 20年のあゆみ」を読む。
ウカツだったとはいえ、私はいままでDVに関してほとんど無関心だった。そしておそらく私だけではなく、おおぜいの人々が、いまだ無関心ではなかろうか。各自、さまざまな事情によって。例えば、私たちは、「たち」とはつまり私と六…詳細を見る -
レーニンの「なにをなすべきか?」
私がこの本を手にしたのはもうずいぶん昔、まだ十代の青年だった。おそらく私の同時代人で若い頃に革命思想に興味を持った方なら、胸に手を当てて思い出して欲しい、あなたもきっとこの書を開いたはずだった。 「なにをなす…詳細を見る -
ヤン・ポトツキの「サラゴサ手稿」
或る奇書研究家からのご教示により、この方はフランスの奇書の翻訳も既に複数ものしているが、私はこの本を手にしたと告白しなければならない。そして一読、成程! 合点した。 「サラゴサ手稿」 ヤン・ポトツキ著 工藤幸…詳細を見る -
カール・マルクスの「フランス語版資本論」を読む。
思えば、私は二十三歳の時、「資本論全三巻」を必死で、正に文字通り必死になって、頭のデキが悪いクセにそれこそガマンにガマンを重ねてついに読了したのだった。厖大な本なので、より深く理解しようと宇野弘蔵の諸著作を前後して学…詳細を見る -
八原博通の「沖縄決戦」
厖大な悪夢を見ていた。そしてそれは悪夢ではなく、現実だった。より正確に表現するならば、現実が悪夢を超えて押し寄せてきた。 「沖縄決戦 高級参謀の手記」 八原博通著 中公文庫 2015年6月25日再版発行 …詳細を見る -
松岡祥男の「吉本隆明さんの笑顔」
この記録は、吉本隆明が書いた文章の熱心な一読者が、いつの間にか、読者でありながら、読者を超えて、吉本隆明を中心に据えたさまざまな交流や、あるいは、批判、反批判が入り乱れ、それらすべてがひとつになって一輪の花が咲くよう…詳細を見る










