カテゴリー:読書
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福永武彦の「死の島」
ボクは初めて福永武彦の小説を読んだ。何故今まで読まなかったかという理由は後ほど書くことにして、読むに至った理由は、今年の一月からずっと読み続けている所謂「原爆文学」のおかげで、この小説を読むことが出来た。 「…詳細を見る -
北野辰一の「戦後思想の修辞学」
ボクはわけあって今年の一月から所謂「原爆文学」を中心の読書生活をしているが、ごく最近のこと、井上光晴の「地の群れ」と小田実の「HIROSHIMA」の読書感想文めいたものを「芦屋芸術」のブログに書き終わった時、突然、こ…詳細を見る -
小田実の「HIROSHIMA」
この本は、所謂「原爆文学」といわれる作品の中では比較的新しく、ジョウという牧場で働いていたアメリカの男が、第二次世界大戦で召集され米軍の空軍に入隊、ヨーロッパ戦線でヒトラーがバンザイした後、日本にトドメを刺すべく爆撃…詳細を見る -
大庭みな子の「浦島草」
ひとくちに欲望といっても、食欲、性欲、金銭欲、権力欲、知識欲、名誉欲、快適生活欲、健康長寿欲などいっぱいあって、また、物欲といっても人間って各自さまざまなものをあれこれ物色するので、欲望とは何かを簡単に誰にでもわかる…詳細を見る -
大江健三郎の「ヒロシマ・ノート」
ひょっとして人は、あるのっぴきならない出来事によって、自分の本来の姿を発見するのかも知れない。そして、その本来の姿を心の奥に大切におさめて、ふたたび生活を始めるのかも知れない。 「ヒロシマ・ノート」 大江健三…詳細を見る -
小林誠の「古事記解読」
おもしろい本だった。読んで、よかった、そう思った。この本の研究対象としている範囲は、古事記の中でも、まず「天地初發之時」から既に鉄器の文化圏であった神倭伊波礼毘古命(カミヤマトイワレビコノミコト)が南九州から東征して…詳細を見る -
山口勇子の「おこりじぞう」
「わらいじぞう」がどうして「おこりじぞう」になってしまったのか? そのいきさつを書いたのがこの物語です。 ボクは生まれて初めてこの物語を読みました。が、この本の巻末に書かれた作者の解説を読んでいると、小学生の…詳細を見る -
津田文子の詩集「夢のような月日が流れて」
これは津田さんの第三詩集だが、もうずいぶん昔に、第二詩集を読んでいる。このたび出版された第三詩集を読んでいて、ふと懐かしく、津田さんの第二詩集を書棚から抜き出した。 「きょうが逃げていくようです」 津田文子著…詳細を見る -
いいだももの「アメリカの英雄」
この小説は、一九四五年八月六日および九日、ヒロシマ、ナガサキに原爆を投下したパイロットが、終戦後、アメリカ本国にスーパー・パイロットとして、すなわち、本土決戦を断念させて日本を無条件降伏に追い込んだアメリカの英雄とし…詳細を見る -
井上雅博の「この空の下で」
言うまでもなく、いかに悲惨な戦争によって身体に障害を残し、あるいは屈辱的な精神の打撃を被っても、終戦後、その心とからだを引きずりながら、おのれの生命の火が消えるまで、人は生を営まなければならない。 「この空の…詳細を見る










