カテゴリー:読書
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「芦屋芸術第4号」について
どうも評判が悪いらしい。ケバケバしい表紙からして、もっとシックにしなけりゃ……そういうご批判をいただいているらしい。 余談ではあるが、澁澤龍彦は小学生の頃、白地に黒の日の丸を書いて、担任の先生からこっぴどくおしか…詳細を見る -
高橋馨詩集「詩の途上で」の追記
大切なことを失念しました。 この詩集の発行者は以下の通りです。 発行所 港の人 神奈川県鎌倉市由比ガ浜3-11-49発行者 里館勇治定価(本体) 2,000円インターネットで検索すればすぐわかります。私の解…詳細を見る -
高橋薫の詩集「詩の途上で」(続)
承前として、だがこんな調子で続けていっていいのだろうか、深夜、ベッドに仰向けに寝転がって、黒い天井を見つめ、僕は考えた。しかし熟考するには人生は余りに短い、ならばすべてよし! 僕は自分の背中に鞭打ち、立ち上がった。 …詳細を見る -
高橋馨の詩集「詩の途上で」(続々)
第11番目の詩「ワンルーム」半年間契約した閉鎖空間で、発生する事件。5年間書き続けた日記を読むために借りたワンルームに存在するのは、机、椅子、筆記用具、日記帳、コーヒーあるいは紅茶、読書用のスタンド、冷房、トイレ、電気…詳細を見る -
stem vol.50
いま<フクシマ>という奇妙な言葉が、棺桶を閉ざす杭の音のように反響している。それは生きんとする意志を永続して打ち砕く不気味な弔鐘であると同時に、地底から徐々に拡大してやがて山津波のように襲いくる民衆の激烈な怒声の序曲か…詳細を見る -
長谷川博之と「空のいろ」
僕が長谷川博之の文章を読んだのは、快傑ハリマオ6号(2011年2月20日発行)で二度目だ。一度目は同じ雑誌の第2号で「瀬沼孝彰の詩業」を読んだ。しかし僕は瀬沼孝彰の詩を読んだこともないし、ましてそれを論じた長谷川博之の…詳細を見る