カテゴリー:山下徹のブログ
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下弦に近い月と、木星。
きょう、午前三時頃、門灯を消し、玄関先の闇へ出た。 南東の低い空、下弦に近い月の右上方に木星が輝いている。ただ、空は薄いかすみにベールされ、また、強い月の光で土星は見えない、頭上に、ベガ、アルタイル、デネブ、…詳細を見る -
マルグリット・デュラスの「苦悩」
この作家について、ボクは無知だ。ずいぶん昔、もう三十年近くなるだろうか、「愛人」という映画を観た。また、河出文庫から出ている同名の原作を買って読んだ記憶がある。おそらく、この作家の脳裏にはメコン河のような巨大な泥色の…詳細を見る -
サラ・コフマンの「窒息した言葉」
振り返ってみると、生きている時間には時折、理解不能な、不思議な出来事がやって来る、そんな経験がなかっただろうか? 最近の例で言えば、過日、私はロベール・アンテルムの「人類」を読んだあと、いつとは知れず、この著者の作品…詳細を見る -
ロベール・アンテルムの「人類」
先日、ホルヘ・センプルンの「ブーヘンヴァルトの日曜日」を読んでいて、ブーヘンヴァルト強制収容所よりもその付属施設の労働収容所の方がさらに苛酷だった、そんなふうに書かれていた記憶が残っている。おそらく、この著者が収容さ…詳細を見る -
「芦屋芸術」10号を出版します!
「芦屋芸術」10号を7月19日に発行します。この日は、ボクのワイフ、えっちゃんが亡くなって六年目、日本の仏教で言えば七回忌です。今回は、よくよく考えた末、共同執筆者にお願いしなくて、初めてボクの作品だけでやります。作…詳細を見る -
ホルヘ・センプルンの「ブーヘンヴァルトの日曜日」
ナチスドイツの製作した人間破壊装置、いわゆる強制収容所を中心にして書かれた作品の中では、これは極めて異色な物語だった。 「ブーヘンヴァルトの日曜日」 ホルヘ・センプルン著 宇京頼三訳 紀伊國屋書店 1995年…詳細を見る -
ツェラン、あるいは、ビューヒナーの「レンツ」
先日、「パウル・ツェラン詩文集」(白水社刊)を読んでいて、ずいぶん昔、ボクが二十代の時に読んだビューヒナーの「レンツ」をもう一度読んでみたくなり、確かまだ手もとにあったはずだと思い、本棚を探した。それは二階の本棚で発…詳細を見る -
「プリーモ・レーヴィ全詩集 予期せぬ時に」を読む
胸の中には寒さと飢えと虚無しかない 心の中では最後の価値も壊れた。(本書「ブナ」から、9頁) この言葉は、観念的な虚無の世界を描写したものではなく、ナチスドイツによって製作された人間破壊装置「アウシュ…詳細を見る -
「パウル・ツェラン詩文集」を読む。
ボクはまだ二十代前半だったか、もう五十年近い昔の話になってしまうが、梅田の旭屋書店でこの著者の本を立ち読みした記憶がある。「迫る光」という書名の詩集だったと思う。何度か立ち読みした。言葉が発光しているのか、「痛いくら…詳細を見る -
ボクの二十四歳の時の作品「月光と白薔薇と」を、改稿しました。
ぼくが二十四歳の時に書いた作品を改稿しました。 「月光と白薔薇と」 山下徹著 一九七四年五月七日 初稿 発行日 一九七四年五月二十八日 ガリ版二十部 …詳細を見る










