芦屋芸術は 、たがいに共感できる世界を言葉で表現することを、めざしています。
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フォト詩集「親水公園にて」が出版されました!
「錯乱詩集 一日、一詩。」が澪標から出版されました!
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カテゴリー:山下徹の詩
2024-5-28
山下徹の詩
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脳、それは超自然物体だった。
脳は上がってゆく すいすいしている 果てはない 脳よ お前は超自然物体だ 脳は 既に無数 それぞれの脳は 固有の宿命を生きた だから かつて無数の宿命が存在した そして今もなお…
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2024-5-27
山下徹の詩
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危ぶない
これ以上 行き場がない 空間 空間であって もはや空間でない どんづまり 何も浮かばない 時折 ミシ ミシ という どこか 破れているのか 破れ目から 何かがやって来るとでもいうの…
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2024-5-25
山下徹の詩
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闇へ落ちる
こころと からだというが からだが すべてだった あなたのからだが ここにないから わたしは 闇へ落ちた むしろわたしが死んだほうがよかった …
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2024-5-24
山下徹の詩
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生きている穴
死が近づいてきた ボクの中を通り過ぎた 裏側へ出た 無数の穴 みんな生きていた …
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2024-5-17
山下徹の詩
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ある発生論
しばらく命とそれに応答する身体について論じてみよう。この学説は、ちょうど三日前の夜、シャワーを浴びてくつろいでいた際、突然ひらめいたものである。 爪が伸びるというのは 生きている証拠だ。 爪を切るとい…
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2024-5-15
山下徹の詩
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ふとんの中へ
水が 届いてくる ふとんの中まで ひとすじ 流れて 流し台から落ちていたり やかんに溜まっていたり 耳をそばだてれば 家じゅう あちら こちら 水音が聞こえてくる …
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2024-5-14
山下徹の詩
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もうちょっとだけ
あと三十分だけ やらせて そしたら はいっていく 森の中へ だから あと三十分でいいの ねえ やらせて ね ちょっとだけ …
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2024-5-13
山下徹の詩
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宙に浮かぶ魚
二日前には人差指が宙に浮かんでいたが、きょうは魚が浮かんでいた。ダイニングテーブルの左端辺りから一メートルくらいの高さの空間だった。別に泳いでいるわけではなかった。魚の種類には疎い私でよくわからなかったが、背中が濃い…
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2024-5-11
山下徹の詩
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指先から
もうその方向に逆もどりは出来ない 一方通行だった 背後に足跡と靴音を残して 今は こんな赤い袋の中から 青空を見あげている やがて足跡も靴音も途絶えた すべてが消えていた ただ…
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2024-5-9
山下徹の詩
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黒い泡
こうしてふたりは離れてゆくのだろうか 手ぶらのままで すべてを忘却して 右足さえ残さず くちびるから浮かぶ この黒い泡とともに …
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