芦屋芸術は 、たがいに共感できる世界を言葉で表現することを、めざしています。
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「芦屋芸術」からフォト詩集「七年の後に」が出版されました!
「恋愛詩篇 えっちゃんの夏」が完成しました!
「芦屋芸術二十号」が出来ました!
フォト詩集「親水公園にて」が出版されました!
「錯乱詩集 一日、一詩。」が澪標から出版されました!
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カテゴリー:山下徹の詩
2024-7-27
山下徹の詩
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紫と吸盤
花が咲いていた 吸盤の 確かに花びらも 茎も キキョウに似ていたが 根が 吸盤だった 惑星 いちめん この花に覆われていた キキョウのような花に 蛸のような吸盤の足…
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2024-7-26
山下徹の詩
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走る孤独
奥深く生きている間に 出れなくなってしまった もう日の光を仰ぐこともあるまい 奥へ 裏側の深淵へ おのずから潜中走法を学んだ 潜ったまま走り続けた かつて地球上で見た存在物は皆無だっ…
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2024-7-25
山下徹の詩
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酒を飲む胴体
愛しあわなければ ひとりの夜 カーテンは開いているが 耳は閉じていく あなたの唇がこんなにも懐かしいのに 人差指も 親指も見えない 首が落ちてゆく夢 今夜も 胴体だけで酒を飲ん…
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2024-7-19
山下徹の詩
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あの人が去ってゆく夏
午後一時前、家を後にした。真夏日の芦屋浜にはほとんど人気はなかった。 東岸の堤防の階段に座って若い男が上半身裸で日光浴をしている。顔も体も日焼けして焦げ茶色になっている。西端の浜辺の水際を黒いTシャツを着た若…
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2024-7-18
山下徹の詩
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炎天下に書く
午後零時。もっとも影が短くなる時間に、炎天下を歩く。 十年前のこの日、私は終日、緩和ケア病棟にいた。あなたは既に死の中に住んでいた。 なすすべはなかった。いまもなすすべもなく、ただ炎天下を歩いているだ…
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2024-7-17
山下徹の詩
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夏を歩く
きょうも炎天下の真昼、芦屋浜から総合公園を歩いた。 芦屋浜では数名の人と出会った。堤防沿いに私は西に向かっているのだが、前方から東に向かう女性がいた。おそらく汗だくだろう。伏し目がちな額に汗がにじんでいる。お…
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2024-7-16
山下徹の詩
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三日後の未明まで
七月十六日。 真夏日の炎天下。お昼前に家を出る。いつものように芦屋浜から総合公園をさまよい歩く。 半ば狂っているのか。自分で言うのもなんだが、もうほとんど治癒不能状態なのかもしれなかった。少なくとも、…
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2024-7-16
山下徹の詩
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転生
〈Ⅰ〉 庭にカラスが遊びに来るようになった。 おとなしく垣根にとまったまま、彼を見つめている。「カアカア」、彼はそう呼びかけてみた。恥ずかしそうにうつむいているかと思うと、また、チョコンと顔をあげて…
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2024-7-15
山下徹の詩
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泥酔と恋心
カウンターに座って彼はしばらく眠っていたのかもしれない。…… ……女が横たわっている、彼のベッドの上で。 酔っぱらっているのか、家を間違って、こんなところで。 そういえば 十年前に亡く…
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2024-7-12
山下徹の詩
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再現
梅雨の終わりが近づいていたが 未明 激しい雨が軒を叩いていた ベッドに寝転んでいる両耳を 雨音が ボトボトバンバン 演奏する でも頭の中はお天気ね すっかり晴れ渡って 雲ひとつなく …
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