芦屋芸術は 、たがいに共感できる世界を言葉で表現することを、めざしています。
menu
山下徹のブログ
読書
文学系
経済学・哲学系
宗教系
雑系
旅行
鑑賞
雑
「芦屋芸術」の本
山下徹の本
山下徹の詩
プロフィール
アルバム
山下哲胤の画廊
お問合せ
「芦屋芸術」からフォト詩集「七年の後に」が出版されました!
「恋愛詩篇 えっちゃんの夏」が完成しました!
「芦屋芸術二十一号」が出来ました!
フォト詩集「親水公園にて」が出版されました!
「錯乱詩集 一日、一詩。」が澪標から出版されました!
rss
カテゴリー:山下徹の詩
2025-2-16
山下徹の詩
コメントを書く
二月の半ばに
ビリビリになってしまった 過去が 一枚の紙の上に縮小され それを 彼女の両手の親指と人差指が つまみ ひねり 破り 捨てた まだ 生きてはいるが いま 彼は もう …
詳細を見る
2025-2-15
山下徹の詩
コメントを書く
ものの哀れ
彼は刀なんて持ったこともないし、まして使った記憶なんてさらさらなかった。なのに、刃渡り一メートルくらいの日本刀らしき鍔のない、物珍しい鞘に納められた刀を携えているのが分かった。鞘はやけに華やかな絵柄、深い緑色の渦巻き…
詳細を見る
2025-2-14
山下徹の詩
コメントを書く
浮かんでいる
彼の 眼前に 今でも 残された 彼女は 指 だけ とりわけ 左手の 人差指と 親指 二本 手首は なかった …
詳細を見る
2025-2-13
山下徹の詩
コメントを書く
誰も いない
夜を見ながら 生きて来た 夜を見ながら ペンを走らせるって トテモ ステキ じゃないか 夜の中で 夜を白紙に写し まき散らされた 星の上で からだは 崩れていく ごらん もう この世に 誰…
詳細を見る
2025-2-12
山下徹の詩
コメントを書く
くちびる幻想
かさね あわせて いま 浮かぶ 開く そして あえぎ そして もっと もっと よ ねえ だから もっと じっと 深く 頭から 崩れ 腰へ とうとう両足の爪先ま…
詳細を見る
2025-2-11
山下徹の詩
コメントを書く
彼は 今
線状虫がやって来た いったい 何匹いるのだ 五本前後の黒糸触手をうごめかせ ねばねば 接着音をうめき出しながら 頭から やがて もぞもぞ 全身を覆い尽くした 細かい…
詳細を見る
2025-2-10
山下徹の詩
コメントを書く
水の音がする
新しい川が出来た そんな噂を耳にした 彼の住んでいる町には どまんなかに 芦屋川という川が昔から流れている 日曜日 彼は終日 新しい川を探し続けたけれど どこに流れている…
詳細を見る
2025-2-8
山下徹の詩
コメントを書く
緑の汁
視野が狭くなっていくのが分かった。このまま何も見えなくなるのだろうか。 最初、砕かれていた。微細に。いったいどうしたのだろう。すべてがゴマ状に破砕され、散乱していた。あたり一面、黒点、緑点、紫点、赤点、さまざ…
詳細を見る
2025-2-7
山下徹の詩
コメントを書く
毎日 サヨナラ
書くことは サヨナラすることだろうか だったら あなたに 手紙を 書いて このノートに 別れの 手紙を 書き続けて 毎日 サヨナラ …
詳細を見る
2025-2-6
山下徹の詩
コメントを書く
すっかり
楽しく 生きていくためには 心は 離れなければならない 今まで 出会った すべてのものから すっかり 離れなければならない 楽しく生きるために すっかり すべてから …
詳細を見る
PAGE NAVI
1
2
3
4
5
6
…
80
»
ページ上部へ戻る
Copyright ©
芦屋芸術|文学・詩・小説
All rights reserved.