カテゴリー:山下徹の詩
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スナックに浮かぶ満月
その夜は星ひとつない空が墨で塗り固められていた。スナックのドアを開けると二人の足もとが闇から浮かび上がつた。客はいなかった。ベージュのソファーに腰を下ろして。 Ⅿ郎 君とはこんな四角い間柄ではなかったと思う。も…詳細を見る -
リカちゃん、この手を握ってくれないか。
どこかで恐ろしいことが起っているようだ。まだ実態は不明だが。 この近所でも、見知らぬ女の顔だけが無数に出てくる、というか、際限なく変形していくんだ。まさかというかもしれないが、まあ、想像してみてくれ。般若づら…詳細を見る -
だったら彼女は生きている……
昼ではなかった。確か夜だったと思う。あの道を歩いたのは。 商店街ではなかった。公園でもなかった。海鳴りが聞こえていた。だったら、おそらくあの浜辺に近い道を歩いていたのだろうか。そうじゃないだろうか。いや。そう…詳細を見る










