芦屋芸術は 、たがいに共感できる世界を言葉で表現することを、めざしています。
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「芦屋芸術二十一号」が出来ました!
フォト詩集「親水公園にて」が出版されました!
「錯乱詩集 一日、一詩。」が澪標から出版されました!
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カテゴリー:山下徹の詩
2024-9-24
山下徹の詩
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浮かびあがる水滴
パソコンで遊んでいると、視線の下、キーボード下端と彼の腹部との間のテーブルの上に小さな葡萄型の水滴が零れていた。人差指と中指の先で拭き取って、ふたたびパソコンの画面を見つめ、海外のニュースを興味の趣くままあれこれクリ…
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2024-9-23
山下徹の詩
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芦屋浜の一夜
さざ波の音が聞こえる 君のまぼろしが 寄せたり 帰ったりしている 君が海にいる …
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2024-9-22
山下徹の詩
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変身と水浸し
三十キロくらい入った米袋のような焦げ茶色の物体がガサガサ動き回っている。ひとりでコロコロ転げ回ったり、床から一メートルくらいピョンピョン飛び跳ねながら前後左右見境なく移動したりしている。これは一体何だ。つい声をあげて…
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2024-9-20
山下徹の詩
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ある愛の果てに
吸うものがいる。というか、それはずっと吸い続けている。唇はあるが、顔はない。だいたいにおいて頭部が存在しない。もちろん胴体や手足なんてどこにも見当たらない。 唇だけがあって、穴はある。直径五センチ余りだが、奥…
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2024-9-19
山下徹の詩
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冬の台風
時代はすっかり変わってしまった。冬が台風シーズンと呼ばれていた。 まだ十年しかたっていないのに、十日に一度は洪水で、水が引くまでの三日間、トイレの便器も水没。世界の三分の二の地域は水没便所だった。紙はいらなか…
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2024-9-18
山下徹の詩
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心の手紙
当たり前の話だが 心の底は 陽の当たらない場所 いつも黒い絵の具で 宛先のない 手紙を書いている …
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2024-9-17
山下徹の詩
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音
このまま あの音が消えるまで 横たわっていよう ベッドの上で じっと 音 あたかもあの人の声のような …
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2024-9-16
山下徹の詩
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夜の宴
靴を脱いであがった 狭い廊下だった 壁と壁の間が五十センチ前後か 横を向いて渡った その先だった 宴という場所は とりあえず 右手の人差指と左足の親指が切り落とされた シチューのダシ…
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2024-9-13
山下徹の詩
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湿っている枕
未明 窓ガラスをたたく雨の音で目覚めた ガラスに雨滴が いくすじも たれていた 左肩を下にして 眠っていた よだれがひとすじ くちびるの左端からたれていた 枕が少し湿っていた …
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2024-9-12
山下徹の詩
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円形
愛猫アニーが歩いている。ダークグレーな空間を。そこはおそらく薄暗い廊下なのかもしれないが。 猫トイレの中にうずくまっている。そう思った瞬間、彼女の姿は消えて、猫砂の上に、円形の柔らかい、ほとんどスープ状の排泄…
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