國分啓司の「おむすび坊や」を読んだ。

 先夜、北野辰一の紹介で國分啓司を交えて三人で飲み食いを楽しんだ席で、國分から彼の作品の原稿のコピーをいただいた。「おむすび坊や」という作品だが、いい作品だった。未発表作品なのでこれ以上言及するわけにはいかないが、こんな作品の作家が来年から「芦屋芸術」に参加したいと言っている。ありがたい話だ。

 来年出す「芦屋芸術十号」には、彼等二人の作品の他、もうひとり、山村雅治も書くと言ってくれた。彼はもう何冊も著作を出版している作家だ。

 まだほとんど素面の間に北野辰一とは少しだけマジメに話しあったが、来年から「芦屋芸術」を芦屋・西宮の地方に根ざした文芸誌にしよう、そんなことを語りあった。ひょっとしたら、「芦屋芸術」は、そんなことになるのかもしれない。

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