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私は彼をカアカアと呼んでいる。
彼はしばしば我が家の庭先までやって来て、私とオシャベリする。七月の炎天下、さまざまな言葉をまくしたて、お前がちょっと気に入った、とまあ、そういうことらしい。
彼はもう一年余り我が家の周辺に住んでいる。小さいとき仲間にいじめられ、右脚を引きずって歩く。右の羽根を少し傷めている。
きょうは亡妻「えっちゃん」の七回忌だが、我が家のウッドフェンスの上に立って、長くて固くてプラスチックのような黒いクチバシで蝉のヌケガラをくわえ、ピョイと呑みこんでしまう。
私はカアカアについてもっと話したいことが、山ほどある。後日、お話しする。
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