「連作えっちゃん」を改稿した。

 「芦屋芸術10号」から13号にわたって「連作えっちゃん」を書き続け、完結した。

 この連休は四月三十日の仕事を休み、「連作えっちゃん」を一冊の本にするため、自宅で二十八日の午後から三十日まで作品を読み直し改稿した。ただ改稿といっても、四百字詰め原稿用紙で二百数十枚ある作品を以下の通り修正しただけである。

 「二字削除」

 「一字挿入」

 「一字削除、二字追加」

 「一字削除、「二字追加」

 この四カ所を修正するために三十日の午前中まで時間をかけた。その勢いで表紙・扉・序詩・目次・終詩・初出一覧まで作成した。つまり編集・校正まで疾駆した。いつものことだが……とどのつまり、頭がフラフラして、夜もボンヤリした。扁桃腺に痛みが走り、咳が出た。完璧主義者の私にはこれが「改稿」という名の実態だった。

 咳まで出始めたかいあって、連作えっちゃんの書名も決定した、まだ公表は控えるが。後はこの連休でゆっくり「あとがき」を書き、もう一度全体を読み直して「改稿」する。

*写真は、1997年8月12日、アラスカのデナリ公園。盆休みに家族で旅行。マッキンリー山を背にしたえっちゃんにボクがカメラを向けた。えっちゃん49歳。不意に空はかき曇り、突風がやって来た。北半球は夏だが、寒気に身震いした。

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